地元に帰って実感した人口減少と高齢化の話
新成人の皆さん、おめでとうございます。
個人的には派手にやっている人も含めて(死人けが人出ない範囲であれば)、楽しげでいていいなーと思います。
ただ、しつこいくらい言われていますが日本ではどんどん若者は減っていて逆に寿命が伸びて高齢者はどんどん増えているわけです。
日本全体のマクロな数字は各所で目にするので、僕もそれらを見てヤバイよな〜くらいには思っていましたが、先週北海道の実家に帰ってその状況の酷さを実感したので久しぶりのブログを書こうかと。
田舎の人口減少と高齢化率
僕の地元はまぁ結構な田舎なわけですよ。
僕が小学生くらいのとき人口が1.5万人くらいだったと思います。
今では1.4万とかだろうなと思ってましたが、なんと今では1.2万人www(笑えない)
15年くらいで2割程度減っているわけですよ…あぁ…
そして介護施設も増えてきていて、高齢化がどんどん進んでいます。
そもそも高齢者の定義ですが、65歳以上が高齢者とされています。
WHOの定義だと、高齢化率が7%を超えると”高齢化社会”、14%を超えると”高齢社会”、21%を超えると”超高齢社会”らしいです。
ちなみに東京都で23%!東京都でも超高齢社会!!
http://www.toukei.metro.tokyo.jp/koureisya/kr16rf0000.pdf
昔作られた定義なのでこんなに高齢化するとは思ってなかったんでしょうか。
そして地元の高齢化率ですがなんと36.8%!!!
えぇ…
しかも隣町の高齢化率は50%を超えているらしい…
あぁ…
半分が高齢者…
田舎だけにフォーカスしてみると人口減少や高齢化が自分が想像していた以上に進んでいて愕然としています。。。
日本全体の景気がいいとはいえない状況で、田舎を支えていける余裕があるわけがないし、いろいろ民営化したとしてもこんな人口動態では切り捨てるしかない地域が出てくると思います。
ちなみに2045年になると日本全体の高齢化率が38%になるそうです。
日本全体が自分の地元のような人口構成になると思うと絶望しかないですw
http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/018_03_00.pdf
健康寿命の伸び
一方で思ったのは、なんか近所の人とか街で見る人がそんなジジババに見えないなとというところです。
65歳と聞くと凄い年寄りなイメージだったのですが、明石家さんまで61歳ですよ(例が悪いw)(よく考えたら自分の親ももう60になる…)
つまり65歳で高齢者ってそもそも時代にあってないなと思うわけです。
ここ15年で日本人の健康寿命が2年増えているわけで。
http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/018_03_00.pdf
だからこそ小泉進次郎氏は「人生100年時代の社会保障へ」ということを言っているわけです。
60歳、65歳をすぎても働く仕組みがあってもいいのかなーと思います。
個人的な話になりますが、AI系の事業をやっているとAIが学習するためのデータを作る作業をクラウドソーシングするのですが、
そういうのって、海外のワーカーになげるよりも日本国内のワーカーのほうがコミュニケーションが取りやすかったりして費用対効果的には後者がいいんですよね。
在宅ワークで子育て中の女性の活用をとかいいますが、子育てに忙しい方にやってもらうより65超えても元気な方々にやってもらうほうがよかったりしないですかね(ジジババ向けクラウドソーシングサービスw)。
そもそも、保育園が足りないとか言ってるならそういう方々が手伝える仕組みを整備するとか。
まぁあまり結論らしい結論が自分の中でも出せていないのですが、もう日本オワコンだ!と言って出ていくよりもこういう状況でどう解決するか考えるのも面白いんじゃないかと思ってます(特に自動化効率化という意味でAIを活かせそうですし)
では。
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