仮説検証と打席に立つべきとき
仮説検証が叫ばれすぎてイチローになってから打席に立つ症候群が増えている気がする。
もちろん仮説検証はめちゃくちゃ重要。
しかし、トライ・アンド・エラーなのにトライのないまま検証しようとする勘違いがあるように思う。
完璧に検証された仮説と計画を持って挑もうとしているような状態。
打席の外から、どの打席なら絶対にヒット/ホームランが出るかまで考えてしまって選択しきれない状態。
まさに「イチローになってから打席に立とうとする人」である。
仮にホームランを打てたときにソロホームランなのか満塁ホームランなのか。
ヒットやときに送りバンドでも点は入るのか。
相手はどういうタイプで相性が良いのか。
それだけわかれば立つべき打席が決まる。
あとのは打席に立つだけ。
それからじゃないとホームランが出るどうかはわからない。
打席に立ってからじゃないとイチローにはなれない。
追記
完全にこれですね。完璧に検証された仮説というのがそもそも言葉としておかしくて、仮説が極限まで解像度の上がったのなら、後はトライして検証すべきということでしょうね。
Cashなどみてて思いますが、エコノミクス合うまで踏み込みませんというのが如何に意味が無いか分かる。そういう経営指南してる人が多過ぎますね。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) 2017年8月30日